先日5日から3日間、稲取温泉観光協会と稲取温泉旅館協同組合、女将さん達で
山形県の酒田市で行われた
「日本三大つるし飾りサミットin酒田」
へ行って参りました!
そもそも、日本三大つるし飾りとは…
福岡県柳川市の「さげもん」
山形県酒田市の「傘ふく」
そして静岡県東伊豆町・稲取の「雛のつるし飾り」
が三大つるし飾りなのです!
お気づきでしょうか…、福岡も山形も「市」の単位ですが、
稲取は東伊豆町のいわゆる「字」の単位なんですよ☆
このサミットは3年前に伊豆稲取で第1回を開催、
2回目は福岡の柳川で、3回目を山形の酒田市にて行ったわけで、
今回は各地にてのサミット開催を一巡した形になりました!
サミット当日は午前中に傘ふくなどを視察です。
傘ふくは、稲取のつるし飾りの竹輪になっている部分が「傘」になってます!
傘の中に幸せが舞い込んでくるという言い伝えがこの地方であったとかで
このような形になったとか…。
また、酒田で採れるベニバナで染めた傘ふくもあり、
これがまたキレイで可愛らしいピンク色☆
「山王くらぶ」という、稲取でいえば「雛の館」みたいなところに飾ってありました!
写真を撮ってくるのを忘れてしまいましたので…
宜しければ、ご興味のある方は直接酒田へ行ってみるのも良いのでは?
(ちなみに4月3日頃までオープンしているそうです)
傘ふくや古代雛などを色々見学し、いよいよ午後からサミット開始です!
サミット開会宣言の後にすぐ行われたのが各地での取組内容です。
稲取温泉からは旅館組合長が発表をして下さいました!
その後、柳川・酒田と続き各地の取組内容の説明は終了。
そして次は各地区からパネラーを1名出してのシンポジウムが行われました。
コーディネーターの進行の元、各地区のパネラーがこれからのつるし飾りを
どうするのかという熱い話が飛び交いました!
また、アドバイザーの先生もザックバランにお話し下さって
とても有意義な時間だったと思います。
各地区とも、更に「絆」を深めていき各地域の「つるし飾り」を全国に発信させましょう!
という事で調印式を終え無事にサミットを終える事ができました。
実はこのサミット、雛のつるし飾りに興味のある方はどんどん参加してもらって
大丈夫なんです。
三地域の発表などに興味のある方は話を聞きに来て頂いていて、
茨城県のひたちなか市からも総勢35名のお客様がいらっしゃってました!
その他、500名以上の参加希望の方がいらっしゃったそうですが
酒田側では会場に入りきらない、という残念な理由のためお断りを
させていただいたお客様もいたそうです。
とにかく大盛況のつるし飾りサミットでした!
その後、酒田市と柳川市、稲取での交流会では
各地区よりアトラクション(出し物)を用意しました!
稲取からは稲取温泉観光協会の副協会長が歌う
「娘へ」
という雛のつるし飾りの為に作られた曲をピアノとギター、歌で披露♪
こんな状況の中、歌いだした途端にお客様の心わしづかみです!!
稲取をはじめ、この近隣では歌のうまさで有名な副協会長の歌声は
山形でも大人気に☆
稲取のアトラクションは1番初めで、その後に柳川市のアトラクション、
酒田市のアトラクションで終わりました。
その後は各地区の方々と来年のサミットの話をしたりなど
交流を深め、交流会が終了となる直前!
流れたアナウンスが
「それでは最後にアンコールという事で、稲取温泉の観光協会副協会長さんに歌を…」
えぇ???
そんな予定は本当に組み込まれていなかったのです!
どうやら本当にアンコールが来たようで、
副協会長もビックリした様子で舞台へ上がって行きました(笑)
「娘へ」という歌は、お母さんが雛のつるし飾りに込めた想いをそのまま歌にした感じで、
きっと娘に限らず子を持つ親なら、性別関係なく共感できる歌なんだと思います。
稲取では、この「娘へ」という歌をCD化していまして、
雛の館などでも販売しております!
歌い手は、副協会長ではなく女性の方が歌っておりますが
とっても良い歌で、購入されたお客様からお電話が来た事もあります!
(買って良かった、などのお話でした)
何故か最後は稲取が交流会を〆てしまったような感じはありましたが…
今回のサミットのテーマ「絆」は各地区とも深まったようで、
来年は東京で…?
という話も上がってきております♪
どうなるかはまだ分かりませんが、
全く知らなくて繋がりの無い各地方で、
同じような風習が偶然あった…
ってすごい運命ですよね!
飾り方から吊るすものまで、
多少違うものもありますけど、
なんかすごく感動しました☆
来年は更に盛大にサミットが盛り上がれば嬉しいです!