稲取では、毎年7月13日から5日間連続して地祭りが行われます!
この時は稲取中の若い衆をはじめ、男性陣が一日中御輿を担ぎ
ねりを叩き、稲取内を回ります。
観光向けではなく、本当の地元の祭りなので
あまりウェルカムな雰囲気ではないですが、
この時に稲取を訪れると各所でねりや御輿が出回っているのが
見られると思いますよ☆
この地祭りでは
●あかっぱら(どんつくでも出たお面さん)
●馬鹿ばやし(今度上海万博に出場します!)
●三番叟
も見られます!
今日はこの中でも先日練習風景を見させてもらった三番叟をご紹介します☆
今年の当番町は「東区」。
稲取は 西区・東区・田町区・入谷・水下区 の4つの区に分かれていて
地祭りになると毎年当番町(区)が変わります。
当番町の地区の小学生は毎年稲取八幡神社に奉納される
「三番叟」を担います。
三番叟の練習をしているという東の公民館へ行ってみると…

既に始まってた!!
教え手は知り合いの方々でしたが、子供達に教える表情や
素振りの真剣さは今まで見た事のない様子でした!
あまりにも真剣(というかまじめすぎて?)公民館へ入っても
誰だか分からない人もいました(笑)
子供達は小学校3年生と6年生だけで、
●千歳(舞い手)
●翁(舞い手)
●三番叟(舞い手)
●鼓
●太鼓
を練習します。
笛と拍子は大人が担います。

「翁」の舞いを教えてます。
傍らでは個人指導。

笛と鼓に合わせて三番叟が練習。
6年生が三番叟や翁、鼓などを練習しているなか、
ひょっこり3年生も!

この2ショットがとってもカワイイ♪
大きな声で口上を述べ、何だか感動してしまいます。
そして一旦休憩。。
子供達は今までの真剣な表情から一気に子供本来の顔に変わります。

休憩中はボールで遊ぶのが息抜きになるよう。
大人達の表情も和らぎ、緊張がほぐれる瞬間です。
そして休憩を終え、次は実際にお面を付けての練習!

よいしょっ
千歳がてててっとお面の入った箱を持ってきます。
箱がこの子に対してやたら大きいので、可愛さ倍増です♥

面を付けると一気に迫力が!
まずは翁がお面を付け、舞います。
このお面、口元が動くようになっていて舞いながら
声を出しやすくなっているようですね。

三番叟、カッコいい!
黒面とも呼ばれる、三番叟もお面を付けました。
迫力ありますね~!!
そしてキレのある舞いで、お面を付けると子供じゃないような
とても大人びた感じがします。
この様な感じで毎日約2時間、
40日間も休みなく練習するのです!
地域の大人が地域の子供に伝承していく三番叟は、
江戸時代から続く町の無形民俗芸能に指定されています。
この三番叟に出られる子供はある意味、貴重な体験ができて
うらやましいですよね!
この様な文化を稲取では今でも継承されているという事が
とてもステキなんです!!
14日まであと9日。。
本番は稲取八幡神社にて午前10時30分頃から奉納が始まります!
楽しみですね☆
そして更にステキなのが、

練習の終わりにはきちんと挨拶!
大人と子供、ちゃんと正座をして「ありがとうございました」の
あいさつをかわします。
なんだか「武」の心というか、上手く言えないですが
とても清々しい気持にさせられます!
そして、、、

蜘蛛の子を散らしたように(笑)
一気に走り出す子供達でした(笑)