出来そうなお話があるのです!
伊豆稲取には
「御石曳き祭り」
というお祭りが今から20年程前から催されていました。
しかしながら、そのお祭りは約10年前に諸事情により
無くなってしまったのです。
そもそも、「御石曳き祭り」とは何ぞや?という方もいらっしゃると
思いますので簡単にご説明いたします☆
江戸時代、伊豆稲取を始め伊豆の東海岸の山々から
徳川家康の命によって伊豆石が掘り出され、
これを四角く加工し、山から港まで人力で引き
船に乗せて江戸まで運んだのです。
運ばれた石達は現在の皇居である、江戸城のお堀に
使われています!(ちなみに現在の皇居のお堀の石がそうですよ)
家康から家光の代まで、、徳川家3代に渡る
一大プロジェクトに伊豆稲取は深く関わっていたんですね~☆
で!
このプロジェクトで行われていた、
「山から港まで石を引っ張る」
という様子を実際に再現したのが、
「御石曳き祭り」
なんですね~。
と言っても実際のお祭りは漁港の前の直線道路を引っ張ります。
さすがに今は山から石は引っ張れません(汗)
この史実に基づいたお祭りは
残念ながら10年程前に無くなってしまったと言いましたが、
実は一昨年!
復活したんです~♪♪
地元の若者達で「稲取若者会」というチームを結成し、
御石曳き祭りを復活させよう!と立ち上がり
地域の人々の協力もあって復活させる事が出来ました☆

その時の様子です♪
そんなこんなで、稲取若者会は御石曳き祭りをこれからも継続するため
地元にある「稲取江戸城石丁場遺跡保存会」の方々とも
色々とお話をする機会を持ちました。
そこでこんなお話が出たのです。
稲取に残っている石丁場跡を観光客のお客様に見てもらえるようにしよう!
…ということで!
稲取若者会のメンバーと、その他の団体さんのご協力で
稲取に残されている石丁場を整備し始めました。
実は、かれこれもう2年目に突入するのですが、
なんせ江戸時代と同じく人力でやってますので…
でもその頃に比べたら、スコップとかのこぎりとかあるからまだマシですかね(笑)

ちょっとした山です(笑)
石丁場まで上がる道への階段は、稲取若者会男子とその他の皆さんで
竹や木を切って、手作業で作りました。

これは木で補強した階段ですな
この周りは竹林で囲まれていて、とても雰囲気が良いんです!
ただ、この階段を上がって行くのが…
運動不足の私には堪えました(汗)
ですが、ものの5分位で石丁場に到着!

四角い石、分かります?
いかにも人工的っぽい四角い石、あれが江戸時代の人達が
江戸城の為に加工した石の残りです。
これらを全般的に
「角石」(すみいし)
と呼びます。
角石の横に、ちょっと土に埋まりかけた石があったので見てみると…

くさびの跡が!!
なんと、この石加工途中だったんですね~!!!
くさびを打ってある跡が残っています☆
なんだか興奮しちゃいました(笑)

他にもこんなのが!
これは、石を割る時に穴を開けるらしいのですが、その穴がキレイに残ってます!

上から見るとこんな感じ
全体はこんな感じですが、ここをキレイに整備して、
看板などを取り付けて石丁場資料館のようにする予定だそうです♪
さてさて、この日稲取若者会のメンバーが作業した内容は…

穴を掘って…

杭を差し込み、

打ち込みマス!!
この作業、これは石丁場へ行くための道に竹垣を作ろうということで、
下から順に
穴掘り→杭差し込み→打ち付け→埋め込み
の作業をやりました☆
次は杭に竹を付けていく作業です。
地道な作業ですが…
新しい観光名所を作るために頑張ります!
いや~、しかしこれまたある意味一大プロジェクトですよね(笑)
こうご期待☆